今日はお客様からご相談いただくことの多い
「ボトックス」について、少し生理学的な視点も含めてお話ししたいと思います。
私は美容医療を否定したいわけではありません。
実際、自分自身もさまざまな美容医療を経験してきましたし、ボトックスには美容鍼やエステと比較しても、1回でもより劇的な変化を出しやすいという大きな魅力があると感じています。
特に、
- エラ張り改善
- 食いしばりの軽減
- 表情ジワの改善
などにおいては、変化率の高さや即効性を感じやすい施術です。
では、そもそもボトックスはどういう仕組みで効いているのでしょうか?
ボトックスは「筋肉の動き」をコントロールする施術
ボトックスは、ボツリヌストキシンという成分によって、脳から筋肉へ送られる「動け」という神経の信号をブロックします。
その結果、筋肉が動きにくくなり、
- 表情ジワができにくくなる
- 咬筋(エラの筋肉)が小さくなる
- 食いしばりが軽減する
などの変化につながります。
筋肉は使わない状態が続くと、少しずつ細くなっていく性質があります。
そのため、エラボトックスなどでは、筋肉が徐々に小さくなることでフェイスラインがスッキリ見えるようになります。
これが、ボトックスの大きな魅力のひとつです。
でも、筋肉は「見た目だけ」の存在ではありません
ここで大切なのが、
筋肉には美容以外にも重要な役割があるということです。
① 筋ポンプ作用(第二の心臓)
筋肉は収縮と弛緩を繰り返すことで、血液循環を助けています。
特にふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれるほど、血流にとって重要な役割を担っています。
顔の筋肉も同様に、動くことで周囲の血流や循環をサポートしていると考えられます。
② マイオカイン(Myokine)の分泌
最近では、筋肉は「動くことで」マイオカインという生理活性物質を分泌することも分かってきています。
これらは、
- 血流
- 代謝
- 炎症コントロール
- 免疫機能
など、健康や美容に関わる働きを持つと言われています。
つまり筋肉は、単純に「小さければ良い」という存在ではなく、健康や美しさにとって大切な組織でもあるのです。
「なんだか老けた気がする…」という声について
ボトックス後に、
- なんとなく顔が疲れて見える
- ハリ感が減った気がする
- 老けた感じがする
と感じる方もいます。
もちろん原因は一つではありませんが、私はその背景に、
- 筋肉の動きの低下
- 血流の低下
- 組織への刺激不足
なども関係している可能性はあるのではないかと考えています。
お肌にとって一番大切な“美容液”は、外から塗るものだけではなく、内側を巡る「血流」です。
だからこそ私は、
ボトックスを取り入れる場合は、
「止める美容」
だけではなく、
「巡らせる美容」
も同時に大切にしてほしいと思っています。
ボトックスと美容鍼・WINBACKは相性が良い
私は実際に、
ボトックスを定期的に受けている方ほど、
- 美容鍼
- WINBACK(高周波)
- 温熱ケア
- 血流ケア
- 表情筋への適度な刺激
などを組み合わせることで、より自然で健康的な美しさを維持しやすいと感じています。
ボトックスで「止めるケア」をしながら、
美容鍼やWINBACKで「巡らせるケア」を入れる。
このバランスが、長期的な美しさにとても大切だと私は考えています。
「即効性」だけではなく、
“未来の肌や表情”まで考えた美容をしていきたい方へ。
美容医療とナチュラルケアを、どちらか一方ではなく、バランス良く取り入れていくことが大切なのかもしれません。
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